2008年06月02日

ベトナム株式への投資はどうか?

きちんと整理してから書こうと思っていたら日経に先を越されてしまった(しまった!)。
昨日(6/1)の日経新聞3面に「けいざい解説 資源高のオセロゲーム」というコラムにベトナムのリスクが端的に表現されている。

『経常赤字の名目国内総生産(GDP)比は06年の0.4%から07年に9.6%に跳ね上がった後、08年には13.6%に達する見込み。消費者物価上昇率は今や20%を上回る。ベトナム経済変調への心配から、通貨ドンには先物市場で売りが殺到している。』
(以上、日経新聞からの抜粋)

通貨下落は、投資資金の流入減少から通貨危機を引き起こすおそれも考えられる。

こうしたマクロ経済や国際金融の立場に加え、ファンダメンタル的にも問題が指摘できる。
一つは、交通・物流のインフラである。ホーチミン市においては現在、1系統の地下鉄工事が進められているものの、鉄道が全く整備されていない(1系統の地下鉄を除けば予定もないそうだ)。
一般住民の通勤・移動の交通手段はバイクであるが、バイクですら渋滞するという状況である。軽自動車などが普及を始めた場合には機能不全に陥ってしまう可能性が考えられる。
(10年ほど前にマレーシアのクアラルンプールに行った際にはここまでは酷くなかった)

二つ目は、シルクなど一部の手工業品を除いて地場産業が極めて限定的であることだ。近年、成長した企業の殆どが、韓国、日本、あるいは中国といった外国企業の下請けであり、単純にベトナムの安価な労働コストにだけ着目されたものである。同様の例は10年前の中国にも当てはまるが、ベトナムは中国ほどの潜在的な国内市場が存在するわけではない。

したがって、個別の投資対象となり得るベトナム企業は極めて例外的な存在であると考えられる・・・・果たしてそうした企業があるだろうか?


wildernesswolf at 22:30 │Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ! 経済・社会  | 株式マーケット

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この記事へのコメント

1. Posted by ベトナム大好き    2008年06月05日 08:08
難しいでしょうね

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