2008年06月25日

スルガコーポレーション

東証2部上場のスルガコーポレーション(1880)が民事再生を申請した。
反社会的勢力との関係が露呈し、資金繰りに困窮した結末であった。
実はTIWも2007年5月末までは、カバー対象としていた。担当アナリスト(当時、既に退職)は同社に対して強気のスタンスであったが、マネジメントの判断で強制的にカバレッジからドロップ(削除)した。

このようにマネジメント(小生並びに他の役員)の判断で、強制的にカバーから落とすケースはこれまでも多々ある。その場合の理由としては、“胡散臭い”場合は当然のことだが、業績悪化から株価が半値以下になっており回復のシナリオが描けない場合、などもある。

スルガコーポレーションをカバーから削除した時は、株価が下落する前だったが、新興企業に対する見直しを全般的に図っている過程であった。

こうしたケースでの担当アナリストの抵抗はかなり大きい。何度も取材を重ねることによって会社側との距離(人間関係)が近くなりすぎていたり、敗北を素直に認めたくないという心理的要素が影響するようだ。

〔余談だが、筆者は証券会社時代に間違えた際には素直に、間違えました申し訳けありません、と言っていた。間違いを認めることによって、スタンスを迅速に修正することを目的としていたのであるが・・・・。しかし、間違えたことを公然と言うことは不必要な訴訟リスクを高めるので(弱味に付けこむタチの悪い輩もいるので)公式の場所では言うべきでない、という指導を受けたことがある・・・・それもそうだ〕


話を戻すと、担当アナリストの抵抗を排除するには、ルールを決めて強制ドロップを行う必要があり、弊社でもガイドラインを設けている。しかし、微妙にガイドラインの外側にある場合もあり、担当アナリストを説得(=論破)するための綿密調査も必要になってくる。“胡散臭い”というのは直感的な要素だけに周辺調査は大変である。

兎に角、TIWのカバレッジは投資家が安心して投資できる会社にしたい。
他方で高い成長ポテンシャルも取り込みたい、という狭間で戦っている。


wildernesswolf at 10:02 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! 企業  | 株式マーケット

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