2008年07月30日

米国経済はイメージよりも好調??

或る米系大手証券会社の昨日付のストラテジーレポートに「米国はイメージよりも好調:多くの悲観論を他所に穏やかなスローダウンにとどまっている」とあった。

本当にそうだろうか?
公共事業をはじめとした多額の財政出動をおこなった日本の90年代と同じように、減税をはじめとした景気浮揚策に一時的に救われているだけではないだろうか?
米国の財政赤字・経常収支赤字を通じて、さらなるドル安あるいは長期金利が強い上昇傾向に向かうことが危惧される。

金融引き締めを政策的に取りづらいだけに、インフレ率の上昇を押さえ込めなければ、スタグフレーションに陥る可能性が有り、そのために米政府は商品市場への投資規制を強めている。
しかし、国際商品である原油・穀物は米国市場への規制強化策だけでは、本質的解決には繋がらない可能性が高い。

ロシアの資源ナショナリズムに対する欧州の警戒感からの中東・中央アジア・アフリカへの資源獲得競争、中国の高成長に伴う原油消費量の拡大、アジア諸国の原油価格に対する政府補助などの問題等、米国あるいは投機マネーだけで図れない要因が山積されている。

世界経済の停滞感が強まらない限り、本質的な解決に向けた動きには至らないのではないだろうか?


wildernesswolf at 00:02│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!経済・社会 | 株式マーケット

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