2008年08月20日

評論家は何故、強気を言うのか

今週発売の投資雑誌(月刊誌)を偶々読んでいて、う〜ん?と思ってしまった。
登場するストラテジストの方々が皆、強気一辺倒だ。

相場が強い時あるいは方向感が曖昧な時には“弱気”を言う人も登場するのだが、相場が弱いときには弱気を言う人は登場しない。
これは雑誌の編集方針なのか、それともストラテジストの方々の“商売”の問題なのか。

何日か前の日経新聞にアナリストのコンセンサス業績予想が底を打ったという記事があったが、これは“売り推奨”を行っていたアナリストが1Q決算が出揃ったことから一旦様子見のスタンスに変更したことによる影響だけではないだろうか。

米国の信用不安再燃で昨日の東京市場は大きく下落したが、オリンピック後の中国の経済減速、東南アジア諸国のインフレ・景気悪化の顕在化、ユーロ圏(特に東欧)の経済悪化など悪材料はまだ出尽くしたとは言いがたい。日本経済への打ち返しはまだ終わったとは言いがたく、第二波(第三波と言うべきかもしれない)が織り込まれるにはまだ時間が必要と筆者は考えている。少なくとも2Q決算が発表される10月末〜11月中旬までは転換を期待し難いと考えている(2Q決算の内容によっては停滞はまだ続く)。

確かに日本株式は、バリュエーション面では割安感が強いが、長期のスタンスで目先の下落(損失)にものともしない強い意志と資金力を持った投資家でないと厳しい。
年金、税制(消費税、法人税)、労働力等の構造的問題の解決に道筋が見えてこない限り、割安な状態からの本格脱却は困難に思える。政治の強い指導力が求められよう。


wildernesswolf at 08:12│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!株式マーケット | 投資家

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字