大規模マンション社会の行方

大型のマンションでは、隣近所もすれ違ったら挨拶をする程度で殆ど交流がない。
苦情があれば直接言うのではなく、管理会社に文句を言う。
管理会社も苦情元に対して注意をするのではなく、(ダイレクトに注意をすると苦情を言った家が特定できてしまうので)回覧や張り紙でそれとなく注意を促す方法をとる。

嫌なことや揉め事になりそうなことを相手に直接言う必要はない。
トラブルからは出来るだけ距離を置き、近づかないようにする。

こうしたビヘイビアが子供の陰湿ないじめに繋がっているのかもしれないし、(その子供が大人になったからではないのだろうが)職場でも“触らぬ神に祟りなし”を決め込む輩が増殖している。
電車内で非常識な振る舞い(混んでいても荷物を隣の席に置いていたりとか、子供が騒いでいても親が注意をしなかったりとか・・・・)をしている人が居ても殆どの人は見て見ぬ振りをしている。

下手に注意をして逆ギレされても嫌だし、そんな場合でも周りの人は誰も加勢してくれないかもしれない。そうして沈黙が広がってゆく。

日本企業が力を失っていった90年代以降は失われた10年(あるいは20年)と言われるが、セクハラ、パワハラへの制裁が加速していった。先日、テレビを見ていたら「頑張れ!」と言うことすらパワハラに繋がるという。この国は一体どうしたのだろうか?

他人に対して例え善意を持って関与したとしても、相手の受け止め方次第で“危害”を加えたことになってしまうとするならば、誰も他人に注意を与えなくなってしまう。
注意喚起を与えられなかった人は反省の機会も、改善を図るタイミングも無く、ますます周りから浮いていってしまう。

結果的にそうした人が集団から切り捨てられることになれば、気の毒だとか可愛そうだとか思うのかもしれないが、それは偽善でしかない、と思う。
何故なら、気の毒な人を生み出している責任の一端は“触らぬ神”を決め込んでいた貴方にもあるのだ。

セクハラ・パワハラへの世間的な制裁強化と携帯電話やPCの普及によって、職場も大規模マンション化しつつある。

日本がダメなのは政治だけの問題ではない。
私たち国民がダメなのだ。

あなたは今日一日に何人の人と(事務的なものを除いて)話しをしましたか?
あなたは今週、誰か知らない人と出会いましたか?


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ウイークリィー総合6位。今日のお昼は寿司屋のサービスランチ500円でした。

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